全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)から浮かび上がった課題

2007年4月に行われた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を担当したhttp://www.nier.go.jp/homepage/kyoutsuu/tyousakekka/tyousakekka_point.pdf">国立教育政策研究所が結果を分析し、これから具体的にどう学校で指導改善を図っていくべきかの指針を発表しています。

ここで指摘されている内容はこれからの学校の授業に反映されるはずですが、さらに福岡県公立入試の問題においても、出題されるということです。今の公立中学校の内容と入試問題では非常に差がつきにくい状況の中で、ここで指摘されている傾向の問題が出題されると、一定の差はついてくるということ。特に上位校においては、独自問題を出題し、差がつくように、また欲しい生徒像を明確にしているように、今回の学力テストで課題として浮かび上がった点は入試にも大いに出題されると考えたほうがいいでしょう。

以下、指摘されているポイントをまとめておきます。

中学校国語
国語A(知識)について、生徒の平均正答率が82.2%であり、相当数の生徒が今回出題している学習内容をおおむね身に付けていると考えられる。

国語B(活用)について、生徒の平均正答率が72.0%であり、知識・技能を活用する力を更に身に付けさせる必要がある。

中学校国語の課題等

記号の意味
◇・・・相当数の生徒ができている点◆・・・課題のある点( )内の記号は、A=国語A、B=国語B

話すこと・聞くこと
◇(A) 聞き手を意識して使用する語句を工夫することや不足している情報を適切な表現で話し手に確かめることは、相当数の生徒ができている。

書くこと
◇(A、B)グラフから必要な情報を読み取って記述すること、文学作品の内容や構成について自分の考えを書くことについては、相当数の生徒ができている。
◆(A) 手紙の後付けの書き方についての理解に課題がある。
◆(B) 複数の資料から得た情報を整理して、伝えたい事柄や自分の考えを明確にして書くことに課題がある。

読むこと
◆(A) 情景描写を書き手の工夫に着目して的確に読み取ることに課題がある。
◇(B) 文章全体の内容や表現の特徴についておおまかに読み取ることは、相当数の生徒ができている。
◆(B) 文章の展開や心情の変化に着目して、工夫しながら朗読することに課題がある。

言語事項
◇(A) 語句の意味を理解して文脈の中で正しく使うこと、文の成分の照応に注意して書くこと、生活の場面で敬語を適切に使うことは、相当数の生徒ができている。
◆(A) 文脈に即して漢字を正しく読んだり書いたりすることに課題がある。


中学校数学
数学A(知識)について、生徒の平均正答率が72.8%であり、基礎的・基本的な知識・技能を更に身に付けさせる必要がある。

数学B(活用)について、生徒の平均正答率が61.2%であり、知識・技能を活用する力に課題がある。


中学校数学の課題等

記号の意味
◇・・・相当数の生徒ができている点◆・・・課題のある点( )内の記号は、A=数学A、B=数学B

数と式
◇(A) 指数を含む計算、式の値を求めること、一元一次方程式を解くことは、相当数の生徒ができている。
◆(A) 文字式が表す意味の理解や方程式における移項の意味の理解に課題がある。
◆(B) 結論が成り立つことを説明するために必要な条件を示すことに課題がある。
◆(B) 条件に合う式を見いだし、文字式を用いて表し説明することに課題がある。

図形
◇(A) 基本的な平面図形の性質の理解については、相当数の生徒ができている。
◆(A) 円柱と円錐の体積の関係の理解に課題がある。

すい
◆(B) 仮定と結論の意味を理解して証明の構想を立てることに課題がある。

数量関係
◆(A) 反比例の表を完成させることに課題がある。
◆(A) 確率の意味の理解に課題がある。
◇(B) 説明すべき事柄を正しく選択し判断することは、相当数の生徒ができている。
◆(B) 数量の関係を理想化したり、実際のデータを単純化したりして数学的に表現することに課題がある。

 

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