ゆとり教育見直し 

 中央教育審議会は学習指導要領の改定作業を進めており、国語や算数、数学など主要科目を小学校で301時間、中学校で360時間増やすことを決定した。これは現在と比べて小学校が約10%、中学校が約12%増えることとなり、これまで批判されてきた「ゆとり教育」を改めるものになる。

 この「ゆとり教育」が導入されてから、子供たちの学力の低下を指摘する声があるが、実際はどうだったのだろうか? 現在、公立高校で受験生を受け持つ教師に聞いた。

「自分が教えている限りでは昔に比べて学力が激減したという実感はないですね。ただ、大学入試のことを考えると、この改定で受験する子供たちにとって負担は少なくなると思います。なぜなら、入試の試験の難易度は別に下がっている訳ではないので、小学校や中学校で習わなかったことを高校に入って一気に詰め込むということはなくなりますから。今まで高校3年で一気に詰め込んでいたのが12年かけて勉強できますね」。

 これとは逆に、今回の改定で困惑しているのが中学校教諭。

「これじゃまるで朝令暮改ですよ。この間、散々批判されても無理に始めた『ゆとり教育』を押し付けて現場を混乱させて、今更何をって話です。そりゃ、子供たちに『生きる力』だ何だと抽象的なことを教えるよりは読み書きと基本を教えるほうが楽ではありますが、こうもコロコロと変えられては上に対して不信感を抱きますよ」。

「ゆとり教育」が正しかったか間違っていたか、この改定が正しいのか間違っているかの判断はさておき、一番の被害者は何が何だか分からないままシステムだけを押し付けられる子供たちであろう。

2007年11月03日 日刊アメーバニュース

 

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