調査書にはなにが書かれるのか?

調査書については、すでに入試における合否判定のところで、若干触れました。

調査書のうち、中3の時の成績は調査書点(9教科×5段階(絶対評価)=45点満点)として、合否判定をする際に、最優先で使用されます。

当然ながら、それ以外の項目も見られることになります。

ここでは調査書の記載項目について、もう少し詳しく書いてみます。

調査書には何が記入されるのか?

調査書の書式はぜひじっくり見ておいてください。


調査書の記載内容は、主に、
◆出欠の記録
◆各教科の観点別学習状況
◆各教科中1~中3の成績
◆総合的な学習の時間の記録
◆特別活動(学級活動、生徒会活動、学校行事など)の記録
◆中3のときの行動の記録
◆総合所見

なお、「各教科の観点別学習状況」とは、観点ごとに
「十分満足できると判断されるもの」をA、
「おおむね満足できると判断されるもの」をB、
「努力を要すると判断されるもの」をCとして記入。

また、「各教科中1~中3の成績」は、中1・中2の成績は、指導要録から転記。

中3の成績は、指導要録の記入要領に準じて、
「十分満足できると判断されるもののうち,特に高い程度のもの」を5、
「十分満足できると判断されるもの」を4、
「おおむね満足できると判断されるもの」を3、
「努力を要すると判断されるもの」を2、
「一層努力を要すると判断されるもの」を1として記入。

これらの記入欄には,日常の学習に対する努力や態度、ボランティア活動など校外での活動、学校生活全体を通して見た生活態度や進路に対する意識、興味・関心等に基づき中学校生活全体のさまざまな記録が記入されます。

高校側は合否判定において、調査書点(中3の時の成績)と学力検査点以外に、これらの記載内容をチェックして、合否決定の資料として活用します。

ただ、中学校の成績表が絶対評価で記載されるようになって、高校側では、その取り扱いに苦慮していると想像されます。

なぜならば、絶対評価の「評価」を額面どおりに受け取っていいのかどうかに疑問の余地があるからです。

絶対評価は、それぞれ教科や単元の目標に対してどの程度の到達度に達しているのかを点数化していきます。

到達度は、4つの視点から、

1、意欲・態度
2、表現力
3、思考力
4、知識・理解

それぞれ点数をつけていくわけです。

1~4のそれぞれを点数は、

80%以上ならA、
50~80%ならB、
50%以下ならC

これが観点別評価です。

しかし、例えば、「意欲や態度」について、担任の教師の好き嫌いや相性の良い悪いなどの主観を入れずに評価できるのか、また、表現力について、なにをもって表現力がいいというのかなど、これまでもさまざまな場所で議論されてきたところです。

担任の教師はあくまでも客観的な視点で評価をすると宣言しても、成績をつけられる生徒側からすれば、
どうしても納得がいない部分が出てきます。

さらに、各中学校間のレベルや習熟度の差もあります。これらを一律に入試の合否判定で使うとなれば、一定の割合で納得できない層が出てきます。

高校側が絶対評価の成績表の取り扱いに苦慮しているというのは、そういう点においてです。

こういう点を踏まえてかどうかはわかりませんが、全国的な傾向として、トップ校、上位校になればなるほど、当日の入試における学力検査点、つまり実力点を重視する傾向があるようです。

また、福岡県では、入試の得点結果を開示したり、特定教科の加重評価を行うなどして、できるだけ多様化して、高校独自の選抜のやり方を模索もしているようです。

いずれにしても制度ややり方を非難しても、子供たちが入試をする際は、されらの個別の事情は配慮されないわけですから、入試制度や調査書の中身については、各自が自覚を持って日頃から対処していくことが大切です。

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